予選リーグ、決勝トーナメントを勝ち抜き、準決勝と決勝が行われた全中最終日。男子は京都精華学園 (京都・近畿 1 位) が初優勝、女子は八王子一 (東京・関東 1 位) が連覇を達成した。
男子は準決勝で前年王者の実践学園 (東京・関東 2 位) を 57 – 50 で下した京都精華と、九州チャンピオンの中村学園三陽 (福岡・九州 1 位) を 82 – 48 で圧倒した古田 (広島・中国 1 位) が決勝に駒を進め、どちらが勝っても初優勝という中で試合が開始。 序盤こそ硬さが目立った両チームだったが、徐々に調子を上げる。試合は個々の能力の高さと完成度の高いチームバスケットを展開する京都精華が終始試合を優勢に進めた。古田も大黒柱の #7 湧川を軸とし、勝負どころでは #8 安浦岡が連続3ポイントシュートを沈めて詰め寄ったが、あと一歩及ばず。京都精華が 75 – 70 で優勝。
一方女子は、連覇を狙う八王子一に初出場から躍進を見せて決勝への切符をもぎ取った高南が挑む図式。高南は準決勝で長良との点の取り合いを制しているだけに、八王子一の福島監督も「しっかりと勝ち切って士気も上がっていた。それが怖かったです」と警戒していた。 試合は序盤から両チームともにリズムよく得点し、第 1 クオーターは 17 – 17 の同点。しかし、ここから八王子一が #4 森にボールを集めると、流れは徐々に八王子一に傾きかける。以降は森の独壇場となり、この日 57 得点。高南もスピードを生かしたドライブと高確率のアウトサイドシュートで食ら付くも、勢いに乗った八王子一を上回ることはできず。最終スコア 75 – 64 で八王子一が連覇を達成した。
(写真は男女決勝/京都精華学園 va 古田、八王子一 vs 高南)